明石SUC/抗菌・抗ウイルスの販促強化/小学生の体育着は5ライン投入

2020年07月07日 (火曜日)

 明石スクールユニフォームカンパニー(明石SUC)は来入学商戦に向けた店頭商品で、抗菌・抗ウイルスなどに効果がある空気触媒加工「ティオティオプレミアム」の販促を強める。小学生の体育着で新商品を投入するとともに、従来から取り扱ってきたシャツや詰め襟学生服、給食着などティオティオ関連の豊富な商品ラインアップを改めて訴求する。

 これまでティオティオの販促は継続してきたが、新型コロナウイルス禍を受け、改めて抗菌・抗ウイルスに焦点を当てアピールする。「夏が近づいてニーズが高まっており、滑り出しは順調な引き合いがある」(スクール第一販売部の江藤貴博部長)。

 小学生の体育着でもティオティオの機能を強調し、指定のない学校向けに白無地の半袖と長袖各5ラインを投入。襟の形など地域のニーズに合わせて打ち出す。給食着などは生徒同士で共有するケースも多く「感染防止のニーズに合っている」。

 自社ブランド「富士ヨット学生服」は商標登録70周年になり、同ブランドの記念に合わせて衛生関連の打ち出しを強める。

 ティオティオ以外の商品も拡販する。オサレカンパニーと共同開発し昨年発表した通学かばん「ラクリ」は、販促を本格化させる。新型コロナ禍で夏季の通学も増える中、背中部分のメッシュ構造で通気性、軽さ、肩ベルトの6段階の調整機能など使いやすさを訴求。カジュアルなデザインもアピールし、ランドセルに替わる新たな通学かばんとして打ち出す。

 「富士フイルム×富士ヨット学生服」のコラボレーションでは制服購入者に対し、オリジナルフォトブックが作れる富士フイルムのサービス「フォトジン」の割引クーポン券を販売店で配布。チェキで撮影した写真をその場でプレゼントするなど、各種施策で集客力の強化を図る。