香港貿易発展局/夏のオンライン展示会スタート/2万2千社のサプライヤーが参加

2020年07月06日 (月曜日)

 香港貿易発展局(HKTDC)は6月下旬、B2B向け電子商取引(EC)プラットフォーム「HKTDCドットコム・ソーシング」上で、夏の調達ニーズに応える「サマー・バーチャル・エキスポ」の運用を開始した。大規模なオンライン展示会として2万2千社を超えるサプライヤーと世界各地の50万人規模のバイヤーに商談機会を提供する。実施期間は7月24日まで。

 同発展局のサイラス・チュー日本首席代表は「4月に行ったスプリング・バーチャル・エキスポは、逆風の環境下において企業の受注獲得に寄与した」と話す。現在も新型コロナウイルスの影響で世界中のバイヤーが通常通りの仕入れができない状況になっている。

 同発展局では「商品調達に加え、香港の展示会に参加する予定だった日本企業にも、このプラットフォームを紹介している」とした。HKTDCドットコム・ソーシングは、衣料品や服飾雑貨をはじめ、ジュエリー、靴、スポーツ関連といったアイテムを取り扱う。

 自動車部品や電化製品、家具、建築資材などの品ぞろえにも定評があり、その利便性から国際的なウェブサイト賞を多数受賞している。同発展局が展開する世界50都市の在外事務所では、各地の有力バイヤーにオンライン展示会への参加を呼び掛けている。