5月のPTJ展中止決定/秋以降の展示会は継続

2020年04月07日 (火曜日)

 JFW(日本ファッション・ウィーク推進機構)テキスタイル事業が都内で開催予定だった「プレミアム・テキスタイル・ジャパン(PTJ)2021春夏」(会期5月13~14日)が中止となった。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、政府からの「多数の方が集まるイベントの中止・延期または規模縮小などの対応」要請を受けたもの。

 今回のPTJ出展者は95件(PTJ20春夏94件)。今回からサステイナブル(持続可能な)テキスタイルの啓発と促進を目的に「JFWサステイナブル・プロジェクト」を立ち上げ、会場の「サスティナブル・テキスタイル」コーナーで同素材を訴求する予定だった。

 三宅正彦JFW理事長は「開催に向けてさまざまな方策(サーモグラフィー設置など)を検討してきた。しかし、感染拡大は一向に改善されず、現時点では絶対に避けるべき状況の密閉空間、密集場所、密接場面を解消するのは不可能と判断」し、中止を決めた。

 次回の「PTJ2021秋冬」は11月18~19日、東京国際フォーラムで「JFWジャパン・クリエーション2021」と同時開催予定。秋のインターテキスタイル上海、7月から9月に延期されたミラノ・ウニカ出展に向けた業務も継続する。