ifs未来研究所/優れた日用品を紹介/パリ出展ブースを再現

2020年02月10日 (月曜日)

 伊藤忠ファッションシステムが運営するifs未来研究所は5~7日の3日間、同所(東京都港区)で全国各地のブランド16社から集めた日用品の展示会「365日―ア・デイ・イン・ジャパン」を開催した。出展した各ブランドの作り手と、来場したバイヤーらが交流を深める場を設けた。

 同展は、パリで1月に開かれたインテリア見本市「メゾン・エ・オブジェ」の出展ブースを再現したイベント。食器、調理器具、花瓶など102点を展示した。ガラス作家のイイノナホさんのアート作品が彩りを加えた。播州織物産地の丸萬(兵庫県西脇市)のウールカットジャカードストールや、小倉縞縞(北九州市)の小倉織の風呂敷などの繊維製品もブースに並んだ。

 日本の知恵や技、美意識を生かした日用品を紹介するプロジェクトとして同展を企画した。品質に優れ、1年を通して365日毎日使える日用品の魅力を広く伝えるのが狙い。

 前「MERCI」ブランド・ディレクターであり、同プロジェクトのアドバイザーのジャン・リュック・コロナ氏も参加した。