トンボ/小学生向け30校のMC見込む/前年比横ばい確保

2020年02月05日 (水曜日)

 トンボは2020年入学商戦において、小学生服のモデルチェンジ(MC)校数で例年並みの30校を見込む。袖口グローイング(袖の内側に折り込まれた布地で成長に合わせてサイズ調整ができる)仕様やストレッチ性など定番の機能を引き続き訴求、少子化と小ロット化が進む中、売り上げも前年比横ばいを確保している。

 メインブランド「トンボジョイ」で、サイズ調整機能や伸縮性による着心地の良さをアピール。小中一貫校向け「トンボプライマリー」は、同様の機能に加え、配色によるボタンの掛け違い防止など低学年の自立支援仕様に特化した機能性で評価を得てきた。

 小学生のその他アイテムでは、19年に発表した防汚・抗菌効果の高いポロシャツの販売が堅調で、初ロットの5千枚が早い段階で完売となった。大手素材メーカーの新しい加工で菌の繁殖を抑え、汚れが「付きやすいものの、落ちやすい」機能が評価される。現在、初ロットの倍の1万枚を生産しており、快適さを前面に出して訴求する。