香港貿易発展局/アジアのセンターうたう/9月開催「センターステージ」に自信
2019年08月16日 (金曜日)
香港貿易発展局は、大型合同展「香港ファッション・ウィーク」から派生し、ファッションの専門性を高めたイベント「センターステージ」を9月4~7日に開催する。香港コンベンション&エキシビションセンターを会場に、22カ国・地域からファッションを軸に約240ブランドが参加。センターステージは今年で4回目の開催になる。
約20本のファッションショーや若手デザイナーを対象にしたファッションコンテストも併催。アジアのファッション関係者を香港に呼び込み、ファッションビジネスのプラットフォームとして機能させるのが狙い。
初日には、世界で注目されるファッションデザイナー2組がショーを開催。パリの有力メゾンでキャリアを積み、若手の成長株として認知されている「アナイス・ジョーダン」と、ニューヨークコレクションで活躍する「アルチュザラ」が20プレスプリングコレクションを披露する。
香港貿易発展局の伊東正裕東京事務所長は、「経済の多元化を念頭に、香港当局はクリエーティブ産業の発展に力を入れている」と話す。香港発の若手デザイナーを軸に、中国、韓国、台湾、インド、イタリアの新進ブランドも参加する。4日間の会期で9千人(前回は8700人が来場)の来場を見込み、ファッションモデルを起用した誘引プロモーションが現地では既に行われている。
日本からは、ブライダルドレスを展開する「ハルカアヤ」、高級子供服の「だんぼくんの日記」、カジュアルウエアの「ジェットジャム」などが出展する。香港ヤング・ファッション・デザイナーズ・コンテスト(YDC)の審査員に「ミハラヤスヒロ」デザイナーの三原康裕氏が就く。
同発展局では「10年前と比較し、香港の総小売額は1・9倍、訪問客数は2・2倍になっている。センターステージも市場開拓に取り組む多くの国際的ファッションブランドを引き付けている」と言う。