ピックアップ/江蘇省展出展企業(上)
2019年05月14日 (火曜日)
江蘇省のアパレルや日用品、ギフトなどの企業が出展する「第23回中国江蘇省輸出商品展示会」が21~23日、マイドームおおさか(大阪市中央区)で開かれる。有力出展企業を紹介する。
〈日本向けアパレル専業/南通丸一貿易〉
南通市に拠点を構え、6軒の協力工場で日本向けのアパレルに特化し生産している。生産アイテムは、ニットと布帛製のキッズ、レディース、メンズウエアで、製品の差別化を追求し、小ロット・短納期に対応している。
2018年売上高は約550万ドルだった。近年は人件費の上昇により中国生産のコスト競争力が低下する中、製品の差別化を進め、生き残りを図っている。
初出展の今回は、布帛、ニット製の各種衣類と、ニットと布帛生地を組み合わせた衣類などをアピールする。
〈ホームTXを自社生産/南通艾昕国際貿易〉
クッション、絨毯、布団、タオルケットなどを生産するメーカー。主な輸出先は日本で、米国向けのニット、布帛製衣類も一部手掛けている。
日本向けの18年輸出額は約300万ドル。衣類の対米輸出額は約50万ドル。
自社工場を持っていることと、開発能力が高いことがアドバンテージ。日本での市場調査を定期的に行い、新商品の開発に生かしている。
初出展の今回は、クッション、絨毯、寝装寝具を訴求する。
〈日本特化のアパレル/南通百友製衣〉
従業員数160人のアパレルメーカー。製品の全てを日本に輸出する。
生産アイテムは、ニットと布帛製のキッズ、レディース、メンズウエア。特にニットと布帛生地を組み合わせた製品が得意だ。小ロット・短納期に対応している。
18年輸出額は650万ドル、取扱量は100万着だった。
5回目となる今回展では、ニットと布帛製のホームウエアを出展し、デザイン性の高さや各種後加工を訴求する。
〈化粧品などの容器製造/江陰美韵包装材料〉
香水瓶、乳液や霧吹きなどのプラスチックボトル、アルミ製ボトル、化粧品ケースなどのメーカー。デザインから開発、生産、加工まで、一気通貫で展開している。
販売先は、欧州、北米、アジア各国。海外展示会での顧客開拓を強化し、この3年業容を拡大してきた。現在は欧米向けが中心。実績が少ない日本市場でのビジネスを拡大するため、日本への現地法人の設立を検討する。
2回目の今回は、容器の幅広いラインアップをアピールする。
〈各種ぬいぐるみ生産/南京索ジア進出口貿易〉
創業16年のぬいぐるみメーカー。開発からデザイン、生産、輸出を一貫展開する。ベーシックなぬいぐるみから、ぬいぐるみを使ったバッグや電動ぬいぐるみなどを取り扱っている。
輸出先は欧州、米国、日本、豪州で、年間取扱高は約100万ドル。近年は日本市場の開拓に力を入れている。強みは競争力のある価格と、高品質を両立していること。
3回目の今回は、録音・再生ができる電動ぬいぐるみなどを紹介する。