東レが人工スエードに採用/三菱ケミカル「ベネビオール」

2018年11月26日 (月曜日)

 三菱ケミカルが世界で初めて開発した植物由来のポリカーボネートジオール(PCD)「ベネビオール」がこのほど、東レが開発した環境配慮型の人工スエード「ウルトラスエードBX」の原料として採用された。

 ベネビオールは非可食のひまし油から得られる特殊な原料を使うことで、従来のPCDに比べポリウレタン樹脂に優れた風合い、柔軟性、強度を付与することができるという。

 三菱ケミカルは今後も機能性ポリオールを含む植物由来素材の開発を強化し、省資源、循環型社会の構築に貢献したいとしている。