三菱ケミカル/織物向け「フェーデ」打ち出し/15、16日に機能素材展

2018年11月07日 (水曜日)

 三菱ケミカルは「2019~20秋冬 機能素材展」を15、16の両日、東京都中央区の時事通信ホールで開催する。アクリル、アセテート、ポリエステルで“KAITEKI”を追求したさまざまな企画を用意する。

 同シーズンに向けて、アクリルで「フェーデ」と「L100新シリーズ」という二つの新素材を開発した。国内向けのマイクロ・抗ピル素材をフェーデブランドに統一するとともに、織物向けの企画を加えた。

 L100新シリーズでは、リンキング用導電繊維L100に導電テープ向け、パイピング向けをラインアップ。ユニフォームやスポーツ、スーツなどへも用途を広げる。

 このほか、トリアセテートの制菌・抗菌素材「清結/SEIKETSU」、クーリング・遮熱素材「トライラテ」、アクリルの超極細・抗ピル素材「フェーデ06」、ファー向けの先割れ素材「プロパール」、複合繊維の通気性コントロール素材「ベントクール」「ベントウォーム」、ポリエステルの遮熱・防透素材「最密」遮熱素材「ソルシールドU」、ポリプロピレンの接触冷感素材「ヒヤッコイ」などを出展する。

〈「ソアロン」など訴求/テキスタイル素材展で〉

 三菱ケミカルは「2019~20秋冬 テキスタイル素材展」を15、16の両日、東京都中央区の時事通信ホールで開催する。“あいだの美しさ”をテーマにトリアセテート「ソアロン」やポリエステル「ソルーナ」をアピールする。今回展でもメンズコーナーを特設する。

 ソアロンでは、リヨセルなどとの複合でドライ感、まろやかさを持たせた「ソアロンプラス」、100%使いで清涼感、適度なハリ・コシを強調した「ソアロンティス」、極細のソアロンとポリエステルとのハイマルチ複合素材「スーパーヴィヨン」などを重点的にプロモートする。

 ソルーナでは、エレガントになり過ぎないカジュアルな合繊スタイルを表現できる「セネージュ」、ペットボトル再生ポリエステル「エコルナ」を打ち出す。