アリス/ウエディングインナー展開/快適に焦点当てて商品化
2018年10月23日 (火曜日)
ウエディング関連の企画会社、アリス(東京都江戸川区)は、ウエディングインナー「EIRAI(エイライ)」の展開を始めた。快適をコンセプトとし、締め付け感の少ないアイテムをそろえる。ウエディングドレスのレンタル会社や式場などブライダル関連分野に提案する。
ウエディング(ブライダル)インナーは、ドレスをより奇麗に着用するための下着で、ビスチェやコルセット(ウエストニッパー)といったアイテムが中心。これらは高い補整効果が得られる一方で、締め付けが強いという側面も持ち、快適な着用感を求める声も大きくなっている。
快適性に対するニーズに応じるのが、エイライのウエディングインナーとなる。展開アイテムとして、滑り止めが付いたチューブトップインナー、端が特殊なレースを使ったレースインナー、ボーンの代わりに特殊テープを用いたドレス装着型インナーなどをラインアップする。
これらは帝人フロンティアの素材を使用して機能性や快適性を高めている。チューブトップとドレス装着型は、ナノファイバー「ナノフロント」を利用して肌への優しさやずれにくさを加味。チューブトップのカップには通気性のある「エルク」(高機能ポリエステルクッション材)を採用した。
18、19日に東京都内で開いた展示受注会でデビューした。インナーのほか、ドレスの着付けを調整するファスナー(面ファスナー「ファスナーノ」使用)も注目された。小橋重信最高執行責任者(COO)は「快適性に関心が集まっていることが分かった」と販売拡大への手応えを示した。
アリスは、アパレルの物流などを行うオーティーエス(東京都江戸川区)が、ウエディングデザイナーの永来寛子さんを迎え入れて、今月に設立した。