生分解性プラで紙コップ「BioPBS」導入/三菱ケミカル日本紙パルプ商事

2018年10月02日 (火曜日)

 三菱ケミカルの生分解性プラスチック「BioPBS」を導入し、日本紙パルプ商事(東京都中央区)がこのほど紙コップを開発した。10月に販売を開始する。

 日本紙パルプ商事は生分解性に加え、BioPBSが持つ耐熱性、柔軟性、シール強度に着目。内面ラミネートを従来のポリエチレンからBioPBSにかえて紙コップを商品化した。

 三菱ケミカルは従来のコンポストバッグや農業用マルチフィルムだけでなくコーヒーカプセル、紙コップ、ストローといった食品関連などへも用途を広げていくための開発を強化しており、複数の海外大手ファストフードチェーンとの協議を既に進めているという。