「AFF・東京2018」出展企業ピックアップ(9月26~28日、サンシャインシティ文化会館)(1)

2018年09月12日 (水曜日)

 アジア・ファッション・フェア「AFF・東京2018」が26~28日、サンシャインシティ文化会館(東京都豊島区)で開かれる。アパレル、服飾品、素材、副資材、ホームテキスタイルなどの関連メーカー・商社約440社が出展。今回展は製品だけでなく、ホームテキスタイルや生地・副資材が充実している点が見どころ。出展者の一部を紹介する。

〈サービス業ユニフォーム/南通中基工貿〉

 日本向けにほぼ特化し、メンズとレディースのジャケットやシャツ、パンツを出資工場などで生産している。近年の年商は300万~400万ドル。

 強みは品質と、小ロット・短納期への対応力。ミャンマーに3千人強の協力工場があり、大ロットも生産可能。

 初出展の今回は、メンズとレディースのサービス業向けユニフォームと、ファッション衣料をアピールする。

〈ニット・布帛混合が強み/依範服飾〉

 日本向けに特化するアパレルメーカー。高品質でコストパフォーマンスの高い製品を小ロット・短納期で提供する。特にニットと布帛製生地を組み合わせた製品が得意。

 高付加価値品に特化する浙江省寧波市のマザー工場と、価格競争力のある安徽省の自社工場のほか、カンボジアや江西省の協力工場も活用する。

 今回展ではキッズウエアと、少年・少女向けのフォーマルウエアなどをアピールする。

〈日本専業のニッター/威海東遠工芸品〉

 日本向け専業のニッター。自社工場と五つの協力工場を活用し、セーターと周辺アイテムを生産。小ロット・短納期に対応しており、ファストファッションの顧客も多い。

 最小ロットは千着。17年の売上高は210万ドル、取扱量は40万着だった。

 初出展の今回は、ベーシックなセーターから、ニットと布帛製生地を組み合わせたセーター、特殊加工を施したセーターまで幅広く訴求する。

〈チームウエア専業/ジョ州市康柏運動服飾〉

 スポーツのチームウエアをオーダーメードで展開する。企画からデザイン、生産、販売まで一気通貫で対応し、世界各国のプロチーム、企業、学校のチームに向け、製品を提供している。

 日本向けに近年力を入れており、売上高を年率10%で伸ばしている。

 初出展の今回は、デジタルプリンターを生かしたデザイン性の高い野球やサッカー、ラグビーなどのウエアを紹介する。

〈多彩な原料のセーター/煙台企陽紡織品出口〉

 長期的な協力関係にある八つのセーター工場で、セーターを中心としたニット製衣類を生産。日本向けに特化している。2017年の輸出額は240万ドルだった。

 アドバンテージは、日本向け専業のため、日本の顧客のニーズを熟知している点。12回目の出展となる今回は、さまざまな原料を使ったセーターの新製品をアピールする。