香港貿易発展局主催で9月開催/220社参加し「センターステージ」/日本から「ファセッタズム」など出展

2018年08月27日 (月曜日)

 香港貿易発展局は、大型合同展「香港ファッション・ウィーク」から派生する形でファッションの専門性を高めたイベント「センターステージ」を、9月5~8日に開催する。香港コンベンション&エキシビションセンターを会場に、22カ国・地域から気鋭ブランド約220社が参加。日本からは、ストリート系を代表するハイブランド「ファセッタズム」など計8ブランドが出展する。

 センターステージは今年で3回目の開催。展示商談会に加え、ファッションショーやファッションコンテストも併催し、世界中のファッション関係者を香港に呼び込み、ファッションビジネスのハブとして存在感を高めるのが狙い。

 初日には、世界で注目されるアジアの3ブランドがショーを行う。日本の「ファセッタズム」をはじめ、香港の「イッディーズム」、中国の「ミス・ミン」が、19春夏コレクションを披露。いずれのブランドも著名ファッションコンテストの受賞歴や欧米の有力店舗と取引があり、ファッション関係者の耳目を集めている。

 そのほか、日本から出展するブランドは「ウノピゥウノウグァーレトレ」「アマービレ」「だんぼくんの日記」「ハードコアチョコレート」「ジェットジャム」「リップル」「ヨシハル・ワダ」など。

 同発展局では、4日間の会期で計9千人の来場を見込む。センターステージにはOEMメーカーは参加できず、デザイナー企業やクリエーション力のあるアパレル企業のみが出展する。

 “アジアのトレンド基地”をうたい、香港や中国の若手実力派デザイナーが名を連ねている点も特徴。同発展局では「2017年度には小売市場が回復しており、香港は再び注目を浴びている。出展するには良い機会なのでは」と言う。