伊藤忠/次世代基幹システム稼働/専門組織が現場支援

2018年08月28日 (火曜日)

 伊藤忠商事は、次世代基幹システムを稼働させた。会計データに加え、営業取引に関わる全てのデータを統合することで、将来予測などを通じた付加価値が高いレポートやビジネスデータを提供する。同時に、データ分析と活用支援を行う専門組織を立ち上げ、現場部署による柔軟なデータ活用を支援する。

 次世代基幹システム「次世代全社統合データ基盤」は、伊藤忠テクノソリューションズの基幹系特化型クラウドサービスを採用。実使用量に応じて料金が発生する従量課金制度とし、運用後もコスト削減が可能な仕組みとした。

 同社は2020年度にかけて、販売情報や決算情報のリアルタイム処理による経営判断迅速化や人工知能(AI)を活用した入出金処理の効率化などの新機能拡充を予定する。