東洋紡STC/子会社集約で相乗効果/東洋紡ユニプロダクツに

2018年07月06日 (金曜日)

 東洋紡STCは10月1日付でテキスタイル事業の一部を全額出資子会社の合同商事に移管する。同時に全額出資子会社である東洋紡テクノユニと東洋紡アパレルシステムズも合同商事に統合し、合同商事は同日付で東洋紡ユニプロダクツに社名変更する。子会社3社とテキスタイル事業の一部を統合することで各事業の相乗効果を高め、効率化を図る。

 今回のグループ再編で東洋紡STCから東洋紡ユニプロダクツに移管するのはスクール向けシャツ生地・製品(ドレスシャツ製品は含まず)、寝装生地・製品、通帳クロス、ハンカチ生地・製品などの製造販売。合同商事に統合する東洋紡テクノユニはサービス・ワーキングユニフォームの販売を、東洋紡アパレルシステムズは繊維製品の生産管理を行っている。東洋紡ユニプロダクツに社名変更する合同商事はスクールユニフォームの製造販売とギフト用繊維製品の販売を担っている。

 子会社3社を統合し、それらの事業と親和性の高い東洋紡STCのテキスタイル事業の一部を移管・一元化することで各事業の相乗効果を高める。また、管理部門の集約や工場・物流施設など資産も共有・内製化することで事業効率の向上を図る。