三菱ケミカル/「ソアロン」で麻調開発/5月10日からの展示会で披露

2018年04月26日 (木曜日)

 三菱ケミカルは、19春夏向けテキスタイルとしてトリアセテート繊維「ソアロン」を使った麻調織物「サネリア」を開発した。5月10日から11日まで時事通信ホール(東京都中央区)で開く同社「2019春夏テキスタイル素材展」で披露する。

 サネリアは、麻調の繊細なスラブとソフトなハリ・コシによる立体的フォルムやトリアセテート特有の透明感のあるつやとドライな質感が特徴。イージーケア性にも優れる。主に婦人服地として提案する。

 展示会ではそのほか“あいだのチカラ”をテーマに自然と人工の美しさを兼ね備えた半合成繊維であるソアロンの特徴を訴求する。トリアセテート繊維のサステイナブルな仕組みも展示する。

 重点プロモート素材としてトリアセテートのフルダル糸によるパウダータッチとUVカット、透け防止機能などが特徴の「トライラテ」、トリアセテート100%のエコ素材「ソアロンティス」、シルク調仮撚り糸使い「ポアリー」などを打ち出す。

 ポリエステル長繊維「ソルーナ」使いは、リサイクルポリエステル使い「エコルナ」、シルキー素材「ファイ」などを紹介する。