イチ押し! AFF出展企業/4月10~12日(マイドームおおさか)(下)

2018年04月10日 (火曜日)

〈特殊加工にも対応/南通麗絵紡織科技〉

 出資工場と、長期的な取引関係にある5軒の協力工場を活用し、日本向けアパレル製品の生産と貿易を展開。同社幹部は日本での留学、勤務歴10年で、日本文化に精通する。昨年の売上高は100万ドル超で全て日本向け。

 強みは、小ロット・短納期、多品種に対応できる点。各種生地、デザインを提案できることもアドバンテージ。抗ピリングや防水、防菌などの特殊加工のニーズには、専門工場を活用し、対応している。

 初出展の今回は、布帛製婦人服、ペットウエアなどをアピールする。

〈製品一貫のニッター/日照海星針紡服装〉

 1982年に山東省日照市で設立した生地から染色加工、製品まで一貫展開するニッター。日本向を中心に手掛ける。

 日本向けは全体の約8割を占める。昨年の売上高は約1千万ドル。

 強みは、自社工場を生かした短納期、低コストと、高品質のサービス。競争力を高めるため、常にファッションや素材の新しいトレンドに注目し、特殊加工などの素材開発にも力を入れている。

 8回目の今回展には、紳士・婦人服、子供向けのニットインナーと、機能素材を出展する。

〈日本向け子供服に強み/寧波百納服飾〉

 布帛製衣類、ニット製衣類、セーターをそれぞれ生産する3工場を持つ。品質にこだわることで、多くの顧客と長期的な取引を続けている。

 日本向けは全体の3割を占める。主な製品は子供服。日本向けを今後さらに拡大していく予定で、子供服だけでなく、婦人服の顧客も積極的に開拓する計画を持つ。

 強みは自社工場で、小ロット・短納期などの顧客のさまざまな要求に応えることができる点。生地のトレンド情報を迅速に提供していることも、顧客から評価されている。

〈特殊素材のニット製衣類/イ坊中道進出口〉

 日本向けアパレル製品を専門に展開。山東省内の複数の協力工場を活用し、ニット製衣類を中心にメンズ、レディースのTシャツ、長袖シャツ、インナー、タンクトップなどを手掛けている。2017年売上高は約150万。

 吸湿速乾、抗菌・防臭などの機能性を有すミントやサンゴ、シルク・麻混使いなどの特殊素材使いに力を入れている。

 今回展では、ニット製熱転写プリントTシャツ、メンズのジップアップのパーカなどのアウターと、機能性生地をアピールする。

〈シームレスインナーが強み/青島錦上服飾制品〉

 2004年の設立から現在まで日系大手SPAをメイン顧客にインナーを展開。強みは研究開発チームを持つことで、研究成果を生かし、シームレスインナーの自主ブランドを展開している。

 年間取引額は、500万~800万ドル。主な輸出先は、日本とロシアで、日本向が8割を占める。顧客の要求に応えるため、3年以内に東南アジアに新工場を設立する予定。

 AFFはこれまで10回以上出展している。今回展では、着け心地にこだわったシームレスインナーと補整インナーを紹介する。(おわり)