今日からAFF・大阪/「ODMエリア」新設/マイドームおおさかで

2018年04月10日 (火曜日)

 日本最大級の繊維アパレルOEM/ODM展示会である「AFF・大阪2018」が大阪市中央区のマイドームおおさかで今日10日、開幕する。厳選された企画提案型企業が集う「ODMエリア」の新設など見どころの多い展示会になりそうだ。会期は12日まで。

 出展者の概要を見ると、出展者数は323社・365ブースで前回展よりも少し増えた。

 そのうち新規出展は24%を占める。中国の省別では、山東省が114社・126ブースで最多。次いで江蘇省の92社・109ブース、浙江省の52社・54ブースと続く。例年通り、対日輸出を得意とする省からの出展が多い。

 同展は2003年から「チャイナファッションフェア」(CFF)として開催されていたが、14年の東京展からAFFへと名前を変えた。

 中国限定からアジア全域へと出展対象を広げたためで、今回展にも東南アジアに縫製工場を持つ企業が21社出展するほか、純粋なパキスタン企業2社が出展する。パキスタンからの出展は今回が初めて。

 注目されるのが、新設されたODMエリア。小ロット対応や高付加価値路線の企業43社が同エリアで出展する。主催者の日中経済貿易センターの池田稔理事も、「中国が着実にレベルアップしていることを示せるはず」と期待する。

 ODMエリア新設の一方で、大ロット、低価格対応の企業も数多くおり、昨今加速する「二極化」ニーズなど多様化する来場者の要望を満たす展示会になりそうだ。