特集 AFF・大阪2018(2)/日中経済貿易センター/理事 池田 稔 氏/中国回帰を本物に
2018年04月05日 (木曜日)
AFFの主催者である日中経済貿易センターの池田稔理事に、今回展の見どころを聞いた。
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――今回も多くの出展者が集まりました。
前回展から2社増えて323社が出展します。そのうち新規は24%です。継続出展者が多いということは、これまでに各社が何らかの成果を出してきたことを示すものと言えます。省別に見れば、山東省が114社・126ブース、江蘇省が92社・109ブース、浙江省が52社・54ブースなどです。対日輸出に強い企業が集結します。
――AFFという名前の通り、中国以外からの出展もあります。
東南アジアに工場を持っている中国系企業が21社出ます。ほかに、純粋なパキスタン企業が2社出展します。
――ODMエリアの新設も見どころかと思います。
中国企業がレベルアップしていることを実感していただけるはずです。東南アジアへの縫製シフトが進んでいますが、対日に関しては距離的にも実績的にも中国に軍配が上がりますし、統計を見ても中国への回帰が表れています。今回展で中国の総合力、発信力を体感してもらえるはずですし、中国回帰を本物にする契機にしたいですね。