イチ押し! AFF出展企業 4月10~12日(マイドームおおさか)(中)

2018年04月05日 (木曜日)

〈アパレル輸出の老舗企業/江蘇匯鴻国際集団土産進出口股●〉

 アパレル輸出に30年従事する老舗企業。近年の年間売上高は8億ドル超で、うち日本向けは5000万ドル。

 取扱品はシャツからジャケット、コート、カジュアルパンツ、ユニフォームなどまでの、布帛・ニット製衣類のほか、生地や帽子、マフラー、手袋、靴下も一部含む。顧客は欧米や日本の商社、ブランド、通信販売、メーカー系商社などさまざま。自社工場も持ち、安定した品質を実現している。

 6回目となる今回展では、婦人コート、シャツ、パンツをアピールする。

(●はにんべんに分)

〈豊富なデニム生地訴求/江蘇億賽特紡織〉

 研究開発、生産、貿易を一気通貫で展開するデニム生地メーカー。建物面積3万5千平方メートル、従業員数300人の工場では、染色加工と織布、整理加工を手掛ける。欧州製織機を168台導入し、年間2千万メートル生産。

 開発力が強みで、これまでに30シリーズ5千点の製品を開発している。ベーシック生地に加え、リヨセル、モダール、オーガニックコットン使いやジャカードなどの各種生地を展開する。日本向けは全体の3割を占める。日本市場を今後5年の重要開拓市場と位置付ける。

〈カジュアルウエアが得意/伊友商貿〈南通〉

 2006年設立のアパレル貿易会社。長年協力関係にある工場30社強を活用し、日本向けを展開している。

 ニット、布帛製衣類、アクセサリーを手掛け、特にヤングレディース向けカジュアルウエアが得意。高品質を短納期で提供している。

 設立以来16年まで毎年成長してきたが、17年の売り上げは前年割れした。近年の年間取引額は1千万ドル超。

 2回目となる今回展では、春夏、秋冬物を幅広く紹介する。生地サンプルも一部出展する。

〈日本向けインナーへ特化/青島蘭栄貿易〉

 日本向けインナーの生産・貿易を展開。自社工場と協力工場10軒強を活用し、ニット製インナー、ファッション下着、ホームウエア、マタニティードレス、成形インナーなどを生産する。2016年にデザイン、サンプル開発、試作制作をする開発研究センターを設立した。

 近年の年間売上高は800万~1200万ドル。主な顧客は大手量販、専門店、通販など。近年は高付加価値品へのシフトを進めている。日本の高品質の要求に応えるため、日本人技術者を招請するなどしている。

〈スマート生地など提案/南通欧聖納斯紡織品〉

 アパレル製品の生産・貿易一体型企業で、欧米と日本向けを展開。欧米顧客をサポートする事務所が北米と香港にある

 優位性は、OEM/ODMを顧客の要求に合わせ迅速かつ柔軟に提供できる点。欧米向けの年間取引額は500万ドルで最大規模。日本向けの開拓にも着手し、数社との取り組みが既に始まった。

 今回展では「ホールガーメント」向けの超音波ボンディング生地や、スマート生地の一種で温度に合せて色が変化する温感変色素材、スポーツ向けユニフォームを打ち出す。