香港貿易発展局/日本の9ブランド参加/9月にファッション展

2017年08月15日 (火曜日)

 香港貿易発展局は9月6~9の4日間、プレミアムファッションイベント「センターステージ」を香港で開く。日本からは日本ファッション・ウィーク推進機構(JFW)と経済産業省関東経済産業局が合同でブースを設置し、9ブランドが出展する。出展者には産地の企業も名を連ねている。

 センターステージは今回が2回目となり、会場の香港会議展覧センター(香港コンベンション&エキシビション・センター)には200を超えるブランドが一堂に会する。トップブランドが並ぶ「GLAM」、洗練されたスタイルが集まる「ALLURE」、スポーティーなデザインが特徴の「METRO」の三つのゾーンで構成する。

 イベントでは、香港と韓国のデザイナーによるランウエーショーが企画されているほか、香港若手デザイナーの登竜門である「香港ヤング・ファッション・デザイナーズ・コンテスト2017」も実施。期間中はホテルやレストラン、カフェなどの協力を得て、香港全体をファッションの色に染める。

 JFWと関東経済産業局はデザイナーやブランドの支援を目的にブースを初めて構える。出展ブランドは「ドレスドアンドレスド」「スタイル メイセン」「Some―Zome」「Fuppu(風布)」「ウコウ」「Muto」「Kyo―ya」「Chirimen Beauty」「アルーマ」。

 産地企業の協力を得ているブランドも多く、例えばスタイル メイセンは埼玉県秩父市と群馬県足利市の織布メーカーがモノ作りに参加している。風布は埼玉県のメーカーのオーロラ染めの技法を生かしたもので、Some―Zomeも東京都に所在を置く企業のファクトリーブランドとなる。

 JFWでは「世界的規模で見るとファッション産業は伸びている。アジアの中では中国がけん引役となっており、香港のバイヤーに日本のブランドを紹介することで中国にも波及させる」と言う。ドレスドアンドレスドのデザイナーである北澤武志氏は「日本らしいクリエーションをアピールしたい」と述べた。