「一帯一路」で商機拡大/香港貿易発展局
2017年07月26日 (水曜日)
香港貿易発展局は24日、香港返還20周年記念説明会「香港を活用した日本企業の海外ビジネス拡大~一帯一路経済圏によって生まれる新たなビジネスチャンスとは~」を大阪市内で開いた。
日本首席代表のサイラス・チュー氏と大阪事務所長の伊東正裕氏が、中国政府が推進する「一帯一路」構想の中で香港の役割がこれまで以上に高まっていくと指摘した上で、「日本との関係をより緊密化していきたい」と述べた。
チュー氏は日本と香港の貿易が依然として高い水準にあることを紹介しながら、「アジアのハブからアジアのゲートウェイへ」と香港の役割が変化していくと指摘。単なる伝達機能ではなく、一帯一路構想を契機に日本独自のノウハウや企業文化が香港を通してアジアを中心としたグローバル市場に浸透していく可能性などについて言及した。