AFF・東京2016/9月28~30日 東京池袋・サンシャインシティ文化会館

2016年09月21日 (水曜日)

 「AFF・東京2016」が28~30日、サンシャインシティ文化会館B、C、Dホール(東京都豊島区)で開催される。今回のAFF(アジア・ファッション・フェア)にはアパレル、服飾品、素材、副資材、ホームテキスタイルなどの関連メーカー・商社約420社が出展し、総面積8500平方メートルに490ブースを構える。出展者をピックアップして紹介する。

〈ユニフォーム訴求/江蘇衆潤紡織科技〉

 2002年設立のアパレルメーカーで、生地から衣類まで生産・販売する。縫製工場が中国に2工場、ミャンマーに1工場あるほか、中国に生地工場と貿易会社を持つ。製品は日本や欧米などに輸出する。ZARA、ユニクロ、カルバン・クラインなどの著名ブランドのOEM(相手先ブランドによる生産)を受託。自主ブランド「英迪飛」のダウンウエアも中国国内で展開している。

 江蘇省塩城市の自社工場は従業員200人超で、ミシン200台を備え、年間100万着を生産している。15年1月に開業したミャンマー工場は従業員数1100人で、同300万着を生産できる。

 今回展には、ユニフォームのベスト、ジャケット、ズボンなどをアピールする。

〈機能素材強みに/青島紡聯繊維科技〉

 山東省の国営系繊維企業。同省最南部の台児荘に紡績工場と織布工場があり、機能素材や複数の素材を合わせた混紡糸、衣料向け織物、ホームテキスタイル向け織物を生産している。紡績工場の設備は10万錘。織布工場は織機500台を備える。

主に日本、韓国、東南アジア、米国向けを展開。日本向けは近年、受注量が減り、小ロット・多品種になってきている。

 こうした中、機能素材の開発に力を入れている。吸湿汗処理、吸湿保温などの機能を備えた素材の開発に成功している。

 今回展には、糸と生地を出展する。中国最先端の素材を使った機能性生地を主体にアピールする。