三菱レイヨン/欧州に風力発電向け新会社/ファイバーラインと合弁で
2016年09月21日 (水曜日)
三菱レイヨンとファイバーラインコンポジッツ(以下、ファイバーライン)は、風力発電翼向け炭素繊維複合材料積層板(コンポジットラミネート)の製造・販売を行う合弁会社、アドバンスド カーボン プルトルージョンを10月にデンマークで設立する。資本金は2300万ユーロで、出資比率はファイバーライン51%、三菱レイヨン49%。
ファイバーラインはデンマークのコンポジットメーカーで、風力発電翼向けでは大型化を可能とする引抜製法という技術を持つトップメーカー。合弁会社では、三菱レイヨンの高機能ラージトウ炭素繊維とファイバーラインの成形・加工技術を組み合わせることで、軽量で価格競争力に優れるコンポジットラミネートを風力発電市場に投入していく。