SSC会/スクール・スポーツウエア販売/6%減の1819万枚

2016年08月10日 (水曜日)

 学販スポーツウエアメーカーで構成する任意団体、スクール・スポーツ・クラブ(SSC会)は8日、大阪市内で定例総会を開き、2015年度(15年4月~16年3月)の品目別生産実績と16年度の計画を発表した。

 それによると、15年度の全品目の販売実績は14年度比6・0%減の1819万5400枚だった。

16年度は、15年度比1・0%増の1829万2830枚を計画する。

 アンケート調査で会員に今春の入学商戦について問題点となった点を聞いたところ、「予約受注の遅れによる混乱」(3社)、「シーズン小口追加の頻発」(7社)、「原反、付属の入荷遅れ」(1社)、「売上漸減」(1社)などの回答があった。

 河合秀文会長(明石スクールユニフォームカンパニー社長)は、学販スポーツウエアについて、「オリンピックに出るような選手たちも、小さい頃はわれわれのスクール・スポーツ商品を着て大きくなる。そして夢の舞台に立つ。そういう意味では夢につながるビジネスをしている」と述べた。

 同会は1975年に発足。現在、正会員は14社。会員に対するアンケート調査は今回が最後となり、来年の定例総会からは「懇親会」形式で進めていく予定だ。