売上高、利益とも過去最高/明石被服興業16年5月期

2016年08月01日 (月曜日)

 学生服製造大手の明石被服興業(岡山県倉敷市)の2016年5月期連結決算は、売上高248億円(前期比6・6%増)、営業利益16億円(43・5%増)、経常利益15億円(35・9%増)、純利益10億円(58・2%増)と増収大幅増益だった。売上高、利益とも過去最高となった。

 同社は昨年、明石スクールユニフォームカンパニー(明石SUC)を立ち上げ、製販分離の新体制となり、初年度の決算。人気アニメを起用した詰め襟学生服の新入学キャンペーンが販促に貢献。学校制服では人気アイドルグループ「AKB48」の衣装制作会社との取り組みによる企画が数校で採用が決定し、順調なスタートを切った。原材料や縫製工賃の上昇に伴う価格改定も予定通り進んだ。スポーツ衣料は「デサント」、自社ブランドとも例年以上に採用校を獲得できた。

 今期は、制服の価値を追求するアパレルとしての企業イメージの発信を強化。生産面でも増築した沖縄アクシーズソーイングの充実を進め、売上高は255億円を計画する。