アイトス「ムービンカット」〝動きやすさ〟を追求 クラボウと共同開発

2001年07月13日 (金曜日)

 大手ワーキングユニフォームメーカーのアイトス(大阪市中央区)はこのほど、01秋冬向けの展示会を開き、動きやすさを追求した機能ウエアや「自然回帰」シリーズなどのエコ商品を紹介した。

 動きやすさにこだわった「ムービンカット」はアイトス、クラボウの共同開発商品。〝完全なる身体の開放を目指して進化したウエア〟として、作業中の人体の動きを人間工学に基づいて3Dカッティングを施した。前上方への動きをスムーズにする、すそが上がりにくいなどの特徴を持つ。商品展開は長袖ブルゾン(5600円)、ワークパンツ(4000円)、カーゴパンツ(4700円)、レディースシャーリングパンツ(4000円)の構成。今回からマスタード、ターコイズなどを加え全10色と幅を広げたことがポイントだ。

 「自然回帰」シリーズはリサイクルポリエステルを使用し、エコマーク付カラーブルゾン、防寒コート、ブルゾン、パンツなどを提案。同社独自開発の脇から肩部分に3枚のパーツを使い、サドルショルダー(前身頃)とラグランショルダー(後ろ身頃)を組み合わせた「スイングスリーブ」で腕や肩の動きやすさを高めた。

 そのほか、サービス業などに向けた「カナディアンクリーク」シリーズも充実させた。3ウエーやフリースのジャケット類に加え、今回の〝目玉企画〟は新商品のフリースひざ掛け(全4色、1900円)。「リバーシブルの色使いで専用ポーチに収納可能にした。様々な用途で使えるので、評判はいい」(中岡誠二ユニフォーム事業部次長)と期待を寄せる。

 展示会は従業員一人ひとりが、そろいのギンガムチェックのボタンダウンシャツで出迎え、リラックスした雰囲気を演出。「当社の価値観と方向性を持った商品をユーザーの方々に感じてもらいたい。今後は商品購入後のバックアップサービスを含めトータルで満足してもらえる体制作りを強化する」(同)考え。