明石SUC/下期以降 活発に受注/企業向けユニフォーム

2016年03月14日 (月曜日)

 明石スクールユニフォームカンパニー(明石SUC、岡山県倉敷市)の企業向けユニフォームを取り扱うアクティブチャレンジ部は今2016年5月期、「ルコックスポルティフ」ブランドの販売拡大で、前期比2けたの増収が見えつつある。下期に入ってから活発な受注があり、自社ブランドも堅調な販売を確保する。

 浅沼由佳アクティブチャレンジ部長によると、上期は売上高が計画に届かなかったものの、昨年12月以降は活発な受注が出始め、第3四半期は堅調に売り上げを伸ばした。

 ワークウエアは前期にあった大口物件が無い分、売り上げを落とす可能性があるが、「ペチクール」で、新企画の「スマートワン」が今春から販売を本格化。動きやすさとスタイリッシュを追求した新たな企画で、軽くて3Dカッティングの採用から稼働性が広く、動きやすいことから、数社で採用が決まり始め「手応えを感じつつある」(浅沼部長)。

 介護、メディカルウエアは、ルコックを中心に販売が好調。明るくてスポーティーな従来のデザインに加え、落ち着きのあるカジュアルデザインを追加したことで提案の幅が広がった。介護向けではレトロカジュアルテーストを意識したシリーズを新たに立ち上げ、介護スタッフからの声を反映したポケットデテールの工夫など機能性を追求した。

 メディカル向けではアクセントカラーを加えた新しい雰囲気の看護衣アイテムを追加した。チーム医療にも対応し、男女共通スタイルで、豊富なカラーをそろえるなど、「着用者のモチベーションを高める」企画を充実させる。

 浅沼部長は、今月からの値上げの実施で「影響がどこまで出るか分からない」としながらも、新商品、新企画の動きが堅調なことから「しっかりと2けた%の増収を確保していきたい」と話す。