香港貿易発展局/海外市場開拓へアピール/香港FWの説明会開く

2016年01月08日 (金曜日)

 香港貿易発展局は7日、18~21日に香港会議展覧センターで開催するファッション展示会「香港ファッション・ウィーク(秋/冬)」の説明会を、東京都千代田区の日本外国特派員協会で開いた。香港だけでなく、中国内販、欧州市場開拓にもつながる同展の意義をアピールして認知度を高めるとともに、日本のファッション関連企業、デザイナーの出展を呼び掛けた。

 47回目を迎える同展は世界18カ国・地域から1500の企業・団体が出展するアジア最大規模のファッション展示会。2020年までに香港のファッション市場規模が3兆5000億円まで成長するなど今後の拡大予測のなかで、日本からの出展誘致を強化しており、6平方メートルサイズの安価な小規模ブースも用意して新進デザイナーも出展しやすい環境作りを進めている。

 今回の日本からの出展は前秋冬展並みの24社。ジャパン・ファッション・レザー・デザイナー・グループや国際ファッションセンターが支援したデザイナーのほか、西陣織を現代的にアレンジした国産メンズブランド「フォーチュナ東京」などがアジア地域の顧客開拓を狙う。

 展示会はファッション衣料だけでなく雑貨、生地、糸まで10テーマでブース配置を構成。国別パビリオンを設置するほか、ファッション・ショー、テーマ別セミナーも行う予定。