豊島/寝装品OEMが好調/マットレスなどがけん引
2014年09月26日 (金曜日)
豊島で寝装品のOEM事業を担っている十四部五課が好調だ。2014年6月期の同課売上高は前年比30%増加した。今年度に入っても、前年度並みの売上高を維持している。全体的に健闘しているが、ある通販業者へ供給しているオーバーレイマットレスや、ふとんカバー類がとくに好評だという。
オーバーレイマットレスは、寝心地を良くするために寝具の上に重ねて使うためのもの。10年以上の取引がある日本の発泡ウレタンメーカーと組んで作っている。ふとんカバー類は、山東省の大手キルティング会社に、冒頭の通販業者向け専用の単品量産型工場を作ってもらって生産している。同キルティング会社は、日本向けふとんカバーの縫製経験が無かったが、同課が日本から技術者を派遣し、一から指導した。同課は中国で3~5の縫製工場を活用しており、これら工場へ毎月15日間以上、技術者を派遣して指導している。
同課は、大手量販店や通販業者への軽寝具(パッド、カバー、マットレス)のOEM、リネンサプライ業者へのシーツ、包布(ふとんカバー)のOEMを行っている。「300円ショップ」向けに室内装飾品のOEMも開始した。