帝人グループ/生活関連分野 製品でも提案/グループ総合力で展開

2013年02月18日 (月曜日)

 帝人グループは生活関連分野で、グループの総合力を生かしながら、原料・素材とともに製品の提案に力を入れている。

 14、15日に大阪で開いた「トータルライフソリューション展2013」は、昨年までの寝装品とカーテンを中心とした「リビング展示会」を改めて開催。帝人、帝人フロンティア、帝健の帝人グループが、リビング用品から介護用品、生活雑貨まで含めて提案した。

 同展では、花粉を捕えるカーテン新素材「エフコット」などの原料、素材とともに、すのこ型除湿マット「ダブルインパクト」などの製品もそろえた。また高密度織物「マイクロフト」と縦型不織布「V―Lap」を使用し、新しいふとん乾燥法を提案する「未来のふとん」も並べた。帝人生活製品部の村山隆部長は「川中、川下戦略を進め、中期的には10倍くらいの規模にまで伸ばしたい」とし、商品企画を強化する考えを示している。

 トータルライフソリューション展は28日~3月1日にユーディーエックス・ギャラリーネクスト(東京都千代田区外神田4ノ14ノ1)でも行う。時間は午前10時~午後6時(最終日は午後5時まで)。