伊藤忠/「コンバース」販売継続、商標権取得済み
2001年01月25日 (木曜日)
米国のスポーツシューズメーカーのコンバース(本社マサチューセッツ州)が二十二日、米デラウエア州の連邦破産裁判所に民事再生法の適用を申請し、事実上倒産した。同社の二〇〇〇年一~九月の売上高は一億六千二百五十万ドル、最終損益は千六百十万ドルだった。
日本では、コンバースジャパンを通じてシューズを月星化成が輸入・ライセンス製造販売、シューズ以外を伊藤忠商事が商標権を取得してライセンス展開している。
伊藤忠・繊維カンパニーは二十四日、コンバースの民事再生法申請に対し、「『コンバース』ブランドの日本での展開には今後ともなんら支障はない」とのコメントを発表した。同社は九九年十二月に靴以外の商品でマスターライセンス契約を結んだ後、昨秋には日本における商標権をコンバース側から買い取っていた。今後は従来通りの展開を進める計画。