デサントGと伊藤忠/11春夏からアヴィア販売/5年後、10億円を計画

2010年08月06日 (金曜日)

 デサントとグループ会社のベンゼネラル、伊藤忠商事の3社は、11春夏からフィットネス・ランニングシューズブランド「アヴィア」と、レディース専用シューズブランド「ライカ」の販売を始める。両ブランドとも伊藤忠商事がアメリカン・スポーティング・グッズ・コーポレーション(米国)と日本、韓国での独占輸入販売契約を結んでおり、デサントとベンゼネラルは日本での総発売元として販売を行う。スタートの11シーズンはベンゼネラルが総発売元として展開し、5年後に10億円(上代ベース)を計画する。

 アヴィアは79年にジェリー・スタブルフィールド氏が発案した「カンチレバーソール」を搭載したシューズの生産、発売を開始。デザインや機能に優れた商品は米国のインストラクターから高い評価を得て、フィットネスシューズでのトップシェアを獲得した。現在はフィットネスだけでなく、ランニングやトライアスロンなどのシューズ展開も行っている。

 デサントグループは中期計画「コンパス2010」で13年3月期に売上高880億円を計画しており、アスレチック、ゴルフ、アウトドアを重点事業領域に設定している。今回のアヴィア導入により、アスレチック事業におけるフィットネスマーケットでの拡販を図る。

 また、伊藤忠商事は日本と韓国におけるアヴィアブランドのマスターライセンス権も取得する予定で、今後シューズを含む全カテゴリーについて順次ライセンス展開していく。