(株)カケン/イオン指定検品会社に/上海に新センター
2009年07月14日 (火曜日)
検品の株式会社カケンは、5月に中国・上海市の2カ所目の検品センターとして「上海科見服装検験」(通称・上海カケン青浦検品センター)を開業した。受注増によるもの。また、イオンの指定検品会社として内外8センターが認定されている。
青浦検品センターは、上海市にある既存の宝山検品センターから車で約40分。江蘇省へのアクセスにも便利な上海市青浦区外青松公路華紡路99―99号に開設した。3万6000平方メートルの敷地で、建物面積は4067平方メートル。従業員は90人だが、200人規模に拡大する計画だ。
宝山検品センターは上海周辺の衣料品や雑貨などを検品してきたが、受注が増えており、新たに検品センターを開設。五十嵐俊夫社長は「納期管理や品質精度の向上とさらなる利便性を高めるためのサービス強化を基本にする」と新センターの目的を語る。
青浦センターには検品や検針場のほかに研修室も設けた。これは同社が中国で進める検品支援新ビジネスのひとつである自社内検品・検針作業の環境作りと検品動作の指導業務を行うため。「縫製工場から検品指導の要望が多く、現場で指導するほか、青浦センターでも研修を行う。工場だけでなく検品工場からの研修依頼もある」という。
同社は検品のプロ集団としての評価が高く、イオンの指定検品会社として認定されている。大連、青島、北京、南通、宝山センターのほか、日本の大阪、東京、一宮と8センターが認定された。