「ザイロン」でデニム/エドウィンと東洋紡が開発
2000年10月20日 (金曜日)
エドウィン商事と東洋紡は、既存の有機繊維では最強の強度を持つ「ザイロン」をコアヤーンに使った、通常の約二倍の強さを持つデニム「E―ZYLON」「EDWIN ZYLON」を共同開発した。同素材の独占販売権を持つエドウィン商事は企画第一弾として、「EZ502/EZ503」二型を二十日から発売する。
同商品は、PBO(高分子繊維)の世界特許を持つ東洋紡の技術をエドウィン商事のジーンズ作りに生かしたもので、通常のデニムに比べて引き裂き強度で約二倍、摩擦強度で約二割増の性能を持つ。
エドウィン商事は「Eファンクション」シリーズと定番五ポケット「EDWIN503」を融合した前記の新商品を皮切りに十一月末にも新しいジーンズを発売する。
「ザイロン」は一ミリの太さの糸で四百五十キロの重量を吊り下げる強度を持つスーパー繊維。耐熱性、難燃性を併せ持つことから、消防・防護服をはじめレーサー用スーツ、宇宙航空分野などに活用されている。