カケン/上海科懇がCMA取得 全資格認定機関に

2008年06月18日 (水曜日)

 日本化学繊維検査協会(カケン)の提携機関である上海科懇服装検験修整は、5月16日付で上海市品質技術監督局からCMA計量認証証書(中国内販試験検査機関の資格認定書)を取得した。これにより日系検査機関として、中国で取得しうるすべての資格認定を受けたことになった。

 日系企業が中国内販を進めるうえで、中国の紡織品基本安全技術要求(GB18401―2003)の順守が厳しく要求されている。このため、上海科懇では中国が国家基準として与える試験室認定「CNAS」についても2007年5月に取得した。これにより上海科懇が発行するデータ、証明書が中国内販向けに有効となっていた。

 繊維製品や衣料品を中国内販する際、中国政府が認可した検査機関で品質や安全性を保障するデータを取得する必要があるが、今回のCMA取得で、この証明書を発行することができるようになった。