カケン、大阪事業所増床/6000平方メートル超

2008年04月17日 (木曜日)

 日本化学繊維検査協会(カケン)は、創立60周年を今年度に迎えるにあたり、大阪事業所の敷地内で大幅な増床工事を行い、3月末に竣工した。竣工後の総床面積は6000平方メートルを超え、総勢170人以上で試験・検査サービスを提供する。この体制は、取扱量の規模と範囲の広さで国内では業界のトップクラスとなる。

 主力の繊維製品に対する納入前試験、検査に加え、試験機器の整備で様々な機能性評価にも対応する。また、服飾・生活雑貨、インテリア用品、産業資材などの評価にも実績を積み重ねている。

 とくに、抗菌防臭試験に代表される生物関係試験、安全性確認に付随する機器分析試験、また輸出品に要求される外国規格試験については定評がある。

 新しい試験室は、間仕切りをできる限りガラス張りにし、試験内容の説明を案内板で掲示するなど、訪問者が試験を理解できるよう配慮して設計。約70人を収容する大会議室も設け、顧客の社内品質管理教育を目的とする講習会やセミナーも行える。