東洋紡「ツヌーガ」/新技術によるスーパー繊維

2008年04月08日 (火曜日)

 東洋紡は優れた軽さと耐切創性を持つ溶融紡糸式高強力ポリエチレン繊維「ツヌーガ」を開発した。新技術によるスーパー繊維で、様々な産業分野へ販売していく。7月から敦賀機能工場で商業生産を開始し、当初は年産200トン規模の展開を見込む。

 ツヌーガの軽さと耐切創性はパラアラミド繊維を上回る。ポリエステルやナイロンに対すると2倍以上の耐切創性を示すほか、多くの特性において「ダイニーマ」と同等の性能があるという。素材がポリエチレンなので、光や水に対する耐久性や耐薬品性に優れる。原着により様々な色に着色することも可能。