インターテキスタイル上海/日本など9パビリオン設置

2007年10月29日 (月曜日)

2000社超す出展確保

 【上海支局】「インターテキスタイル上海アパレルファブリックス2007(中国国際アパレルテキスタイル・副資材〈秋冬〉博覧会)がきょう29日から11月1日まで上海市浦東新区の上海新国際博覧センターで開かれる。全体としての対象シーズンは08秋冬。29日は招待客限定の「スペシャル・バイヤーズ・デー」で、30日から一般に公開される。

 インターテキスタイルは世界最大規模のアパレルファブリック展示会で、今回で13回目を迎える。主催はメッセ・フランクフルト〈香港〉、中国国際貿易促進委員会紡織行業分会、中国紡織信息中心。

 今回も7展示館を使用し、総展示面積は約8万500平方メートルで前回と同じ。中国と海外合わせて24カ国・地域から2000社以上が出展する。うち、中国企業は1394社で、海外企業は600社強になる。昨年は25カ国・地域から2033社が参加し、97カ国・地域から5万2295人の来場者が訪れた。

 今回は9カ国・地域がナショナル・パビリオンを設置する。ドイツ、イタリア、日本、韓国、パキスタン、ポルトガル、台湾、タイ、トルコで、また、香港のインターストッフ・アジアとの併催だったアセアン(東南アジア諸国連合)企画「ソース・イット」が今回からインターテキスタイル上海に参加する。この「ソース・イット2007」にはカンボジア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムの計18社が出展する。

 ジャパン・パビリオン(JP)は西2号館に設けられ、規模は64小間(576平方メートル)。旭化成せんいなど29社・団体が参加する。JPは日本貿易振興機構(ジェトロ)主催、日本繊維輸出機構協力で、「ジャパン・クオリティー」を掲げる。今回で4回目になる。昨年は3000件を超す商談がJPで行われており、今回も期待が大きい。それをどう成約に結び付けるかが課題となる。

 JP以外にも、東レ、帝人ファイバー、東洋紡、日東紡、カネカ、伊藤忠商事、双日、新道繊維などの日本企業あるいは中国現地法人企業も、独自のスタンドを設けて出展する。