豊島/イタリアから「エレア」 初の海外スポーツブランド事業
2007年08月01日 (水曜日)
豊島はイタリアのスポーツブランド「ERREA」(エレア)とマスターライセンス契約を結び、08春夏から販売する。OEM(相手先ブランドによる生産)事業を軸とする同社として、初の海外スポーツブランドによる展開となる。契約期間は06年7月からの3年間。初年度売上高3億円(小売価格)、3年後に5億円、5年後に10億円を目指す。
エレアは伊パルマ生まれのサッカーやバレーボールを中心としたスポーツブランドで、現在は「パルマ」などセリエAや英プレミアリーグのチームへユニフォームを供給している。伊では学校スポーツの現場に深く浸透しており、高い知名度を持つ。
商品は大半を日本で企画し、量販店向けのデイリースポーツウエアと専門店向けの競技ウエアに分ける。価格は量販向けTシャツ1000~1900円、ジャージ上下4900円、ウインドブレーカー2900円、競技向けゲームシャツ4900円、ウインドブレーカー4900円。
8割が量販店向けで、「手薄な量販向けスポーツ市場に向けて、伊発の買いやすいブランドとして提案する」(東京12部市川統一部長)。今後は来春のスタートに向けて、知名度の向上に努める。
子供服はイグシ(名古屋市)がサブライセンシーとして06秋冬からイオンやマイカルで販売し、初年度売上高は3億円以上と、計画を2~3割上回る好調な立ち上がりを見せている。