帝人ワオ/梁川昌三社長

1999年09月29日 (水曜日)

 今春夏のカラーパンツブームによって「ワオ」「ヌブ」とも好調に推移した帝人ワオの梁川昌三社長に商況と見通しを聞いた。

  --今春夏の商況は。

 カラーパンブームは峠を超えたが、前年比四〇%増と好調に推移した。九月中間決算の見通しは売上高が前年比四〇%増と好調だ。また利益も2ケタ増以上を見込んでいる。

 だが、下半期の見通しはまだ不透明だ。

  --カラーパンツブームが沈静化した。今後の見通しは。

 商材がさらに多様化しそうだ。今秋はダーク系・アース系カラーパンツのほか、ブルーデニムにも復活の兆しがある。そのほかスカートやワークパンツなども注目している。

  --流通の今後をどう見る。

 ショッピングセンターの大型化はさらに進むとみている。とくに団塊ジュニアの世代が母親になり始めめていることからこれまでとは違ったヤングミセス向け商品群「ワオ」ナチュラルライフを来春から大々的に展開する。

 五千九百円を中心として商品群で郊外型GMSを販路として設定する。

 同時に女児ブランド「ピーターパン・キッズ」を来春から本格展開する。ファッションにこだわる団塊ジュニアの子供をターゲットとしている。

  --新商品「ワオ」ナチュラルライフのセールスポイントは。

 当社独自のモニター調査では既存のパンツに三五%の消費者しか満足していなかった。パターンや素材を検討してよりリラックスできる商品とした。

  --今秋物以降の商品戦略を。

 メーンはジーンズなのでデニム製品の幅を広げる。また新加工の技術開発を積極的に打ち出して差別化を図る。

 また経営面でいえば、昨年経費が大幅に削減できた。これをさらに推進する。またQR対応をさらに強化してスピード感を高めていきたい。

  --今秋の商戦では売れ筋が多様化するといわれている。どう戦うのか。

 今春夏のようにカラーパンツだけで戦えるとは考えていない。チャネル別、客層別に対応する必要があるだろう。当社としてもトップスを強化する。

 ただ、来春からはまたカラーの傾向が戻ってくると踏んでいる。それに向けての対策も必要だ。