帝人フロンティア/CO2排出量の算出システム開発/ポリエステルで

2022年04月12日 (火曜日)

 帝人フロンティアはこのほどポリエステル繊維の製造段階におけるCO2排出量の算出システムを開発した。これにより、同社が製造するポリエステル繊維でライフサイクルアセスメントへの対応が可能となった。

 同社が独自に開発したCO2排出量算出システムは自社の製造工場におけるデータをもとに、自社のポリエステル繊維の製造工程で発生するCO2量を算出し排出量の削減効果を定量的に評価するもので、石油由来製品とリサイクル繊維の比較ができる。

 環境負荷低減につなげる工程改善ポイントを明確化でき、CO2排出量の低減に向けたより良い方策の検討が可能になる。

 すでにポリエステル長短繊維の製造工程から評価を開始しており、今後は織編、染色を含めたテキスタイルへも対象範囲を拡大し、パートナー企業とも連携し帝人フロンティアが展開する繊維製品のライフサイクル全体の評価を目指す。