バイオエチレン・プロピレンの事業化目指す/三菱ケミカル 豊田通商

2022年03月23日 (水曜日)

 三菱ケミカル、豊田通商はこのほど、バイオエタノールを原料とするエチレン、プロピレンおよびその誘導品の製造・販売を2025年度に開始することを目指し事業化に向けた検討に着手した。

 両社は各種リサイクルの事業化に取り組んでいるほか、原料を化石燃料から植物由来へと転換することで循環型社会の実現を目指している。

 このほど、包装・容器、衛生用品のうち、回収・リサイクルが一般的に困難であるものをはじめとした幅広い製品をより持続可能なものにするため、植物由来原料を用いたエチレン、プロピレンおよびその誘導品の製造・販売の事業化に向けた検討を開始することにした。

 バイオエタノールを原料に100%植物由来のエチレン(バイオエチレン)とその誘導品を製造し、バイオエチレンを原料として国内初となる植物由来のプロピレン(バイオプロピレン)および誘導品の製造・販売を検討する。