国内初のP2G事業会社に参画/東レ

2022年03月03日 (木曜日)

 東レは2月28日付で設立された国内初のP2G(パワー・トゥ・ガス)事業会社「やまなしハイドロジェンカンパニー(YHC)」に参画した。

 YHCは山梨県が50%、東京電力ホールディングス(HD)、東レが25%ずつ出資し資本金2億円で設立。中澤宏樹氏が社長に就任した。所在地は山梨県甲府市向山町3216(米倉山電力貯蔵技術研究サイト内)。

 YHCは水素等の製造、供給、販売並びにエネルギーサービスに係る事業、水素等の製造、貯蔵、輸送に係る技術開発並びに実証事業、水素等の利用の普及、拡大に係る事業に取り組む。

 YHCを中心に山梨県、東京電力HD、東レは引き続き連携し、P2Gシステムの技術開発により実用化を加速するとともに、システムそのものを国内外に展開することで燃料の非化石化、電化を促し、カーボンニュートラルの実現に貢献したい考えだ。