東麗膜科技〈佛山〉で水処理膜の生産開始/東レ

2022年01月20日 (木曜日)

 東レは2019年に設立した水処理膜を製造する中国の東麗膜科技〈佛山〉(TMFC)で生産を開始し、17日に逆浸透(RO)膜の初出荷式を開催した。

 近年、中国における水処理膜の需要は海水淡水化、工場排水処理、超純水製造などの核分野で急激に拡大しているという。

 同社は中国にRO膜製品の製造と全ての水処理膜製品の販売会社である藍星東麗膜科技〈北京〉(TBMC)のほか、MBR(膜分離活性汚泥)製品の製造会社である万邦達東麗膜科技〈江蘇〉(TWMT)を展開しており、これまで多様な水処理膜を供給することで中国の水環境改善、水不足問題の解決に貢献してきた。

 今回のTMFCの立ち上げにより中国におけるRO膜の生産能力を増強し、TBMCとの強固な協力関係の下、中国における水処理事業の拡大を加速する。