特集 タオル製品(6)/こだわりのイチ押し商品

2021年11月26日 (金曜日)

〈犬飼タオル「すみっコぐらし」〉

 キャラクター商品の中でも売れ行き好調な「すみっコぐらし」に新柄を加えた。ブルーのカラーを基調に動物などをモチーフとした各キャラクターをあしらった。

 シャーリング加工の染料プリントを施すことで豊かな発色性や高い堅ろう度を実現した。プリント面もソフトな手触りを残している。

 バスタオル、フェースタオル、ウオッシュタオル、大判バスタオルなど各サイズを展開する。アニメ映画第2弾が公開しており今後の販売に弾みをつける。

〈内野「ウチノ リラックス」〉

 内野は22春夏、上質なくつろぎを提案する「ウチノ リラックス」で、清涼感のある綿100%の特許取得素材「クレープガーゼ」を使ったリラクシングウエアを拡充する。真夏日や猛暑日が増える中、パジャマを含め約7割を同素材で展開し、自宅でも旅先でも涼しく快適な着心地を提供する。

 南国風の花柄やエスニックな幾何柄、フラミンゴ柄、ターコイズブルーの多用など、リゾートを意識したデザインで訴求。レディースではオールインワンタイプも加えた。

〈小杉善「ミッケタ」〉

 今夏にクラウドファンディングで「身に着けるタオル」として提案。出資目標金額を達成した。同社は自社の製販プロジェクト「リオル」の中で複数の独自製品の開発を進めており、ミッケタはその第1弾となる。持ち歩く際に邪魔にならないサイズとしたほか、パイルにはレーヨン100%を用い、柔らかな肌触りと速乾性を実現した。タオルにループを縫着、カラビナなどに取り付け、ポケットにしまわずに使える。バッグや衣服とのコーディネートなどファッションアイテムとしても訴求する。

〈スタイレム瀧定大阪「今治謹製 さくら紋織」〉

 色ごとに太さを替えた糸を用いたジャカード織りで繊細な「さくらの花」を表現、ラベルやヘムにもサクラの文様を施す。タオル全体のピンク色のグラデーションにもこだわった。

 パイルには甘撚り糸を採用、柔らかな肌触りと高い吸水性も持つ。

 「今治謹製」のブランドを形作る大きな要素となる木箱にもサクラの花紋様をあしらい、華やかで高級感のあるイメージを打ち出す。

 ウオッシュ、フェース、バスの各サイズを組み合わせたギフトセットなどを自社ECなどで販売する。

〈本多タオル「まもるたおる」〉

 サステイナブルな商品として昨年から販売を始めた。「環境」「生産者」「使う人」「タオル」の四つを守る商品として訴求する。

 植物由来の糖から作られるPLA(ポリ乳酸)を原料としたバイオマス素材「テラマック」とオーガニックコットン糸を組み合わせ環境負荷の軽減や農家の健康に配慮した。洗濯しても弾力性を維持しソフトな風合いが続く。

 パッケージにもバイオマス素材を使うなどして環境負荷を低減。今治産地で丁寧に織り上げ、子供や肌の弱い人にも安心して使える。

〈プレーリードッグ「ソトアソビタオル」〉

 アウトドアブランド「ベルテンポ」の中で機能タオルとして提案する。綿100%使いだが手拭いのようにパイルのない仕様とし、1日に何度も洗って使える速乾性を強調する。さらに手拭い同様に端部を切りっ放しとすることで簡単に引き裂いて、さまざまな用途に用いることができるなどキャンプギアとしての使用を強く打ち出している。8色をそろえ、色によっては使い込むことでデニムのような色落ちが楽しめる。売り場で映える什器(じゅうき)も自社で企画、販売する。

〈浅野撚糸/P10(パーフェクテン)〉

 美容向け用途に特化し、10年以上の開発期間をかけたP10(パーフェクテン)シリーズ。40/1の極細インド長綿糸を「スーパーゼロ」加工しタオルに仕上げる。吸水性や速乾性はもちろん柔らかさや耐久性にも優れる。最大の特徴は髪と肌を拭く際のストレスが少ない点で、キューティクルの損傷を抑えられる。日本アトピー協会の認証を取得済み。

 サイズは4種類。ボディー・フェース・ハンドに加え、34×120㌢のヘアーもそろう。主に直営店・ECで販売している。