伊藤忠/小林製薬と「着る消臭元」/抗菌・消臭衣類として拡販へ

2019年03月28日 (木曜日)

 伊藤忠商事は3月5日、小林製薬の持続性抗菌剤「コバガード」を活用した抗菌・消臭シリーズ「着る消臭元」の販売を開始した。全国のホームセンターで先行し、順次、販売店舗を拡大していく。

 小林製薬は業務用ルートの販売拡大を図る一環として、子会社の小林製薬バリューサポートを通じて持続性抗菌剤コバガードを販売してきた。コバガードの技術は、米国海軍が潜水艦の閉ざされた空間でカビなどの微生物の増殖をコントロールするために開発されたもので、病院のカーテンや医師・看護師の制服にも使用されている。

 汗の臭いの原因菌である黄色ブドウ球菌以外に、部屋干しの臭いの原因菌であるモラクセラ菌にも効果があり、臭いの原因菌の増殖を抑制する効果が期待できる。

 製品の主な特徴は、制菌、消臭、吸汗速乾の三つ。アイテムはTシャツ(1800円)、着圧インナー(1500~1800円)、加圧タイツ(1800円)、靴下(1200円)、フェースタオル(600円)など。