伊藤忠商事 ファッションアパレル部門/環境配慮素材など提案強化/19秋冬展示会で披露

2018年11月07日 (水曜日)

 伊藤忠商事のファッションアパレル部門は、「ハミルトンラムズウール」などを中心に環境配慮や機能を加味した素材の展開を強める。ニーズが高まっている素材を打ち出すことで顧客に“次世代へのヒント”を提供する考えで、今日7日から東京本社で開く19秋冬展示会で披露する。

 展示会のテーマは「次世代」。ハミルトンラムズウールに加え、「フォークランドウール」や「メリノオプティモ」「タスマニアンメリノ」などこだわりのオリジナルウールを軸に、サステイナビリティー(持続可能性)を意識した素材や製品を展示するとともに、新技術を紹介するコーナーも設ける。

 合繊では特殊中空糸による軽さが特徴の「スパーク」、温度調節素材「アウトラスト」などを並べる。そのほか、東伸工業と共同で開発した靴下プリンター「ギンガ」なども見せる。これら以外にも初出展となる新素材をそろえる。展示会は9日まで開催している。