タイでイソプレン事業拡大 1千億円超の事業に/クラレ

2018年09月12日 (水曜日)

 クラレは、タイでイソプレン事業を拡大する。「買収以外では(クラレとして)最大規模の投資」を実施して新工場を設立、2020年に商業生産を始める。26年にはフル操業を予定し、イソプレンカンパニーの売上高を1千億円超(17年は564億円)に育てる。

 タイ新工場は、耐熱性ポリアミド樹脂「ジェネスタ」(年産1万3千トン)や熱可塑性エラストマー「セプトン」(1万6千トン)などを生産する。今年中に製造設備投資を決め、21年に完工する。

 伊藤正明社長は「ようやく一歩を踏み出した。100周年となる26年を良い形で迎えられる」と語った。