往来

2018年08月15日 (水曜日)

 「5年後に関東市場の売上高を100億円にしたい」と話すのは学生服製造大手、トンボ(岡山市)の近藤知之社長。7月1日から東京支社を本社に格上げし、「東日本の市場に対する商品の企画提案力を高める」狙いとして企画提案部に販売本部企画提案課を設置するなど販売、企画の機能を強化。人材採用も積極的に進める。東京都が2017年度に私立高授業料の実質無償化を始めたことで、私学へ進学する生徒が増加、「制服のモデルチェンジがより活発化してくる可能性がある」。21年7月には茨城県で物流センターの開設を予定。人工知能(AI)の活用など「最新鋭の設備を持った物流システムを導入する」と市場拡大に向けた動きを一段と強める。